TOEIC LRで600点・730点突破へ、5つのコツ。これで着実にスコアアップ!


初回受験では340点だった、TOEIC LRスコアが730点を超え、765点まで到達することができました。2年半ほどかかってしまいましたが、今から思えば「回り道をしてしまったなぁ」「もっと速くスコアアップできた」と感じます。

今回は、これからTOEIC600点・730点超えを目指す方へ参考になるように、これまでに効果のあった5つのコツ(学習法)を、オススメ参考書と共に紹介したいと思います。

[最終更新日:2017/12/20]

学習法1:教材はできるだけ少なく。メインは公式問題集

このブログでも過去にいろいろな教材をご紹介させて頂きましたが、結局、教材はできるだけ絞って「復習」に力をいれた方が良いという結論に達しました。 そして、600点・730点を超えには、

公式問題集をじっくり取り組むのが一番

です。よく言われる事ではありますが、公式問題集を最優先に取り組みましょう。本番と同じナレーターで、日本語訳や解説も充実しています。

 

最新版を1冊(模試2回分)をじっくり復習するやり方が良いでしょう。

ただ、TOEICは級が分かれている英検などと違って、どんなレベルの人も「同じ試験を受ける」ので、公式問題集には難問も含まれています。

 

そこで、600点未満の方は、「はじめの一冊」として、頻出問題だけがピックアップされている下記の本を学習に取り入れると良いでしょう。

どちらか一冊、気に入った方で良いと思います。まずは600点突破を目指しましょう。

 

学習法2:音読を積極的に取り入れる

「TOEIC公式問題集を徹底的に復習するって、どうやってやるの?」という疑問があるかもしれませんが、ズバリ「何度も音読する」ことを推奨したいと思います。

発音はそれほど正確ではなくとも、「英語を前から理解する力がアップ」「英語のリズムに慣れる」など、音読には驚くべき効果があります。Readingにも効きます。自分も音読学習を取り入れた途端に、1年ほど585点で横ばいだったスコアを大幅アップすることができました。

まずは、聞いた文章をそのまま繰り返す

リピーティング

に取り組みましょう。この時、頭の中で覚えて「英文は一切見ない」のがポイント。短い文章がやりやすいので、Part1・Part2をリピーティングすると良いでしょう。

さらにオススメなのが、Part3とPart4の本文ではなく「設問」のリピーティング。これを行うことにより、「どんな質問ができるか?」が頭というより体で分かり、質問の内容把握スピードが大幅アップすると思います。

 

続いて、英文を読みながら、音声を重ね合わせる

オーバーラッピング

も効果的です。カラオケのような感じですね。Part3・Part4の長い文章を音読するとよいでしょう。 自分は、リピーティング・オーバーラッピングを積極的に取り入れたところ、Listeningの点数が400点(最高495点)を超えるようになりました。

また、730点以上を狙う方は、シャドーイングに取り組むとよいと思います。

学習法3:単語を覚える

単語に関しては、新形式問題にも対応されている

がベストだと思います。通称金フレは、無料で使えるアプリの「abceed analytics」を利用すると、音声も気軽に聞けて効率的に勉強できます!

学習法4:Part5対策をしっかり行う

TOEIC LRは、Listeningが45分。Readingが75分のテスト。Listeningは音声にしたがって、問題をどんどん次に進める事になりますが、Readingは75分が自由時間とも言えるので、「自分で時間配分を調整する」必要があります。

特に大事なのが、Part5の30問の文法問題に「時間をかけすぎない」ことと、「簡単な問題を取りこぼさない」こと。

ベストセラーとなっている文法特急で、「頻出問題」と「時間短縮のやり方」を学ぶとよいでしょう。教材の後半部分の900点以上向けなどの難問はまだやらなくて良いですが、余裕があれば続編の「文法特急2」にも取り組むとよいでしょう。

 

続いて「でる1000」に取り組まれるとスコアアップ間違いなしです。全問解くのがベターですが、問題数が多いので各パートの「問題の解き方」「トレーニング」をまず解いて、余裕があれば「実践問題」にも取り組む形で良いでしょう。

 

また、文法書はTOEICに特化した「プラチナ英文法」を1冊手元に置いておけば安心です。

時間がある方は1ページ目から取り組むのも良いですが、公式問題集などで分かりづらい点を補足する感じで利用するのも実績的かと思います。

 

学習法5:テスト直前は模試で予行演習

受験1週間前の日曜日の13時-15時に、初めて取り組む模試(新模試)を解いて、月曜日~土曜日にじっくり復習されるのが良いと思います。600点超え・730点超えを目指す上では、「試験形式に慣れる」「試験の時間配分に慣れる」ことが大切なので、本番1週間以内に必ず新模試は解いておきましょう。

 

直前模試もやはり公式問題集を解くのが、ナレーター音声に慣れる意味でも最善だと思います。ちなみに、765点をとった僕もReading(最高点360)では時間が足らずに、10問ほど適当に回答を塗りつぶしています。逆に言うと、そういう状態でも730点は突破できますよ。

本屋に行くといろいろとTOEIC対策本があって目移りしてしまうと思いますが、今回取り上げた教材のみで600点・730点は突破できます。ぜひ、復習に力を入れてみてください。

それではまた。[更新No.031] 2017/06/29