【書評】『TOEICテスト 究極の模試600問』ヒロ前田 (著) 「オススメ復習法」が分かりやすい!
2012年に発売され、大学生協でもベストセラーになっているという『TOEICテスト 究極の模試600問』。TOEICの本試験や・公式問題集と同じサイズの大型本。
今回は、”TOEIC界の巨匠”と呼ばれるヒロ前田先生の『究極の模試』についてご紹介したいと思います。
リアルな模試が3回分!
アルクの公式サイトなどで3つの特徴して挙げられているのが・・・
●特長1: リアルなサイズ&質の模試3回分!
●特長2: 予想スコアが分かる! 弱点問題タイプも分かる!
●特長3: 解いて終わりじゃない。正解へのプロセスが分かる実況中継!
という3点。解答・解説編には、「ゼミ生中継」という、3人のキャラクター(ゼミ生)のフランクなやり取りが記載されていて、「なぜ間違えてしまったのか」「解き方などのコツ」が、ユーモアを交えて掲載されています。
本書の刊行前に実施されたモニタリング模試受験者の「選択率(対象119人)」が掲載されていて、「どの問題の正答率が低いのか」も参考になります。
なお、3つの模試の難易度は、1つめが「少しだけ易しめ」・2つめが「普通」・3つめが「少しだけ難しめ」になっているよう。解説が別冊3冊になっているので、復習しやすいつくりになっています。
▼ 著者インタビュー動画も公開されています。
3回チャレンジ法とは?
本書で推奨されているのが、「3回チャレンジ法」という学習法。
こちらのイメージ図のように、1回目は制限時間ありで受験(答え合わせはするが、解説は一切読まない)。2回目は制限時間なしで受験(今度は、解説を読んでじっくり復習)。時間を空けて、3回目の再受験というやり方です。
「オススメ復習法」が分かりやすい!
復習に関しては、模擬試験1の解答・解説編「別冊1」のP98~P99に分かりやすくまとまっています。
↑ こちらは一部抜粋。下記の項目がコンパクトにまとまっています。
基本の基本: 「単語・フレーズの確認」「音読」
リスニング編: 「ディクテーション」「脳内ビジュアライズ」「リピーティング」「オーバーラッピング」「シャドーイング」
リーディング編: 「穴埋め補充」「精読」「速音読」「穴埋め問題の不正解の解説」
P99にURLが掲載されていますが、「復習用音声レクチャー」や「リーディング・セクションの問題文音声」などが無料ダウンロードできるので、購入した際は、忘れずにダウンロードしてみて下さい。
本書は『TOEIC公式問題集Vol.6』に続いて、解いておきたい模試だと思います。自分はTOEICスコアが500点台とまだまだですが、本書を通じて、
英語力・TOEIC力アップには、復習がもの凄く重要!
と再認識。引き続き、頑張っていきたいと思います。
※ なお、2015/8/29(土)に、ヒロ前田先生が出題者として登場する「ウルトラTOEI-Quiz」というイベントが、The BBBにて募集されています(懇親会もあり)。自分も参加しますが、ご興味ある方はこちらもチェックしてみて下さい~。
それではまた。[更新No.022] 2015/07/31