【書評】『「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法』The BBB編集長・清涼院流水(著) TOEICテスト300点から990点へ


どうやったら、TOEICのスコアがあがるんだろう?」「なんとか730点を越したい!」「自分もTOEICを受けてみようかな?」など、TOEICに興味のある方に注目の書籍『TOEIC(R)テスト300点から990点へ、「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法』が2015年1月に発売されました。

『「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法』 清涼院流水(著) TOEIC(R)テスト300点から990点へ

帯に『ブレイクスルーのカギは「正しい勉強法」にある!』とありますが、本書を一言で要約すると、

TOEICの「スコアごとの勉強法」が学べる本

です。「600点」「730点」「800点」「860点」「900点」「950点」「990点」の7つのスコアごとの勉強法が紹介されています。

600点の壁の突破法「単語力と文法力の基礎を固める」

例えば、600点の壁を突破するには【単語力と文法力の基礎を固める】。700点の壁は、【TOEICの英語を「正しい発音」でマスターする】」など、壁ごとの攻略法が簡潔に提示されています。

 TOEIC(R)テスト300点から990点へ、「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法 清涼院 流水 (著)

帯の後ろにも一部記述されてますが、書店で立ち読みする際は、194ページのレベル別攻略法まとめをチェックされると良いでしょう。コラムでは「発音」の壁や、「ヤル気」の壁も扱っています。

以下、気になったフレーズを挙げてみます。

ここで重要な点がひとつあります。「正しい勉強法」は、各人の英語レベルが向上するにしたがって何度も変化する、ということです。 [P2 はじめに]

英語が「できない人」は、いません。「できない、と思い込んでいる人」、「できるはずがない、と、あきらめている人」がいるだけです。 [P18]

新公式問題集を1冊、きっちりとやり込めば、必ず730点は超えられます [P67]

英語力を劇的に向上させるには、どこかの段階で、意識的に日本語から離れる作業が必要となります。言うなれば、まず補助輪つきの自転車で練習した後に、補助輪を切り離して練習し直すようなものです。 [P104]

800点台の学習スタイルを継続している限り、永遠に800点台の領域から抜け出ることはできません。 [P144]

ありとあらゆる方法を何年もかけて模索した結果として、ついに、ひとつの結論に辿りつきました。「自然な英語勘」を身につける上で、もっとも有効であるとぼくが考える方法は、「XXの徹底」です。 [P184 (※書籍でご確認ください)]

40冊以上のオススメ書籍が掲載

221ページでは、「本書内で紹介したオススメ参考書一覧」として、40冊以上の書籍が掲載されています。例えば・・・

などなど。8冊ピックアップしてみましたが、この5倍以上の参考書がスコア別に紹介されているので、「これは良さそうだ!」と、気になる一冊が見つかると思います。

対談音声・YouTube動画あり

新刊に関して、清涼院流水さんと、著名なTOEIC講師・ヒロ前田さんの対談音声が公開されています。


( >> MP3ファイルのリンク

また、YouTube動画の『究極のゲスト対談シリーズ(ヒロ前田さん・濱崎潤之輔さん)』のゲストにも登場していますので、こちらもチェックしてみると良いでしょう。

なお、TOEIC満点作家の清涼院流水さんは、2012年12月に作家の英語圏進出プロジェクト「The BBB: Breakthrough Bandwagon Books」を立ち上げ、小説などの厳選コンテンツを全世界に発信する活動もされています。

The BBB(作家の英語圏進出プロジェクト)

・・・スコアアップを目指しているTOEIC学習者の方は、ぜひ『TOEIC(R)テスト300点から990点へ、「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法』を手にとってみて下さい。

TOEIC(R)テスト300点から990点へ、「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法  清涼院 流水 (著)

自分も今、730点の壁突破を目指してますが、「正しい勉強法」を知り、使える参考書を手にしたら、あとは頑張るのみですね。

それではまた。[更新No.010] 2015/01/31