【書評】『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』The BBB編集長・清涼院流水(著) 愛称「どりマホ」


努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』。英語学習の正攻法が詰まった本書には、野球でいう「素振り」にあたる、英語学習の「基本」が詰まっています。

『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』 清涼院流水(著)

本書を一言でいうと

努力がムダにならない為の「本当に重要」な方法論が満載!

の一冊です。

『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』 清涼院流水(著)

この本の大きな特徴しては、各項目に、「魔法のメソッド」と「迷宮のメソッド」が掲載されている点。30箇所以上あり、項目毎のまとめとしても分かりやすい構成になっています。

「紙一重の差」と紹介されている、2つのメソッド。あまり成果を実感できない方が、現在行っている英語学習法は、もしかすると迷宮のメソッドかもしれません。

『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』清涼院流水(著)

魔法のメソッドをもう少し補足した説明が、表紙裏の帯にあるのでご紹介します。

『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法』 清涼院流水(著)

本書には、決して特別な方法は書いてませんが、「ここに注意して努力すれば良いんだな!」と、大事なポイントが分かる内容になっています。

日常生活で「挨拶をしっかりする」「嘘をつかない」などの当たり前の事が大切なように、英語学習でも「聴き取れない音に出会ったら必ずテキストを確認する」「使いたい英文フレーズは必ず書き写し定期的に復習する」など、

大事なのは、一手間かけて基本的な事を実践する事

だと、再認識できる内容でした。

本書や英語学習とは直接関係ないですが、経営コンサルタントの小宮一慶さんの『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』を合わせて読むと、こういった基本を大切にする考え方の理解が深まると思います。

※ 誤解のないようにお伝えしておくと本書は、がむしゃらな努力をすすめている訳ではなく、タイトル通り「努力したぶんだけ魔法のように成果が出る」ための、力のいれどころが書いてあります。(その多くは、野球の「素振り」のような基本的な方法です)

英語の四技能と、単語&英文法について

『キング・イン・ザ・ミラー』『「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法』 清涼院流水(著)

以前にこのブログでご紹介した、『TOEIC(R)テスト300点から990点へ、「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法』をはじめとするTOEIC本を出している清涼院流水さんですが、この本では

本書では、他の著作と区別する意味から、あえてTOEICテストの話題を控えていますが、本書でご紹介した「魔法のメソッド」は、もちろん、TOEIC対策にも(他の試験対策としても)役立つ内容です。(P143 おわりに)

とあるように、TOEICなどの資格試験にとどまらない英語学習全般について触れられています。英語の四技能「スピーキング(第1章・巻末付録)」「リスニング(第2章)」「リーディング(第4章)」「ライティング(第5章)」と「単語&英文法(第3章)」のテーマで、幅広い内容となっています。

※ なお、発音については触れられていませんが、著者は別の本で『新装版 オバケの英語』を絶賛されています。

『キング・イン・ザ・ミラー』の英訳版上巻は無料!

また、あとがきによると、本書を担当した編集者さんは、同じPHPから2010年に出版された、マイケル・ジャクソンの自伝的小説の『キング・イン・ザ・ミラー』も担当された方との事。その件もあってでしょう、本書では『キング・イン・ザ・ミラー』の英語訳の記述もいつくかあります。

なお、英語版電子書籍は上下巻に分かれて発売されていて、上巻は無料提供されています。

The BBB(作家の英語圏進出プロジェクト)

ご興味ある方は、作家の英語圏進出プロジェクト「The BBB」 (自分もサイト管理人として尽力中)もチェックしてみて下さい。

・・・ さて、自分が英語学習を15年ぶりに再開してから、早いもので8ヶ月目になりました。そこで再認識しているのは、やはり「英語の習得にはかなりの時間がかかる」ということ。最初のブログに書きましたが、「多くの日本人にとって、英語学習をしないという選択も大いにある」と改めて思います。

英語習得を目指す方は、一定の努力はどうしても必要ですが、「やらなくても良いムダの努力をしないよう」に、また、「努力したぶんしっかり成果が出るよう」に、今回取りあげた『努力したぶんだ魔法のように成果が出る英語勉強法』を一読されることをお勧めします。

(内容紹介より抜粋) 英語の超劣等生からTOEIC満点を獲得した著者が、必ず成果につながる「魔法のメソッド」と、学習の袋小路に入ってしまう恐れのある「迷宮のメソッド」を、対比しながら紹介します。

内容例:☆英会話上達の鍵になる「能動語彙」とは何か?/ ☆脳に自動検索させる方法/☆自分の人生をあらかじめ英語にする/☆「聴き取れる」と「理解している」は大きく違う/☆1語→チャンク→1文単位で覚える/☆英文を高速処理するために必要なこと/☆成果の出ない勉強法には理由がある

あなたに魔法をかけるのは、あなた自身です。

それではまた。[更新No.017] 2015/05/15