まっさきに読みたい英語学習本ベスト3 (2014年版)


「うわっ、英語学習本いっぱいあるなぁ。どれを選んだらいいんだろう?」。大型書店の英語本コーナーに初めて行った人は、だいたいそんな感想を抱くんじゃないでしょうか。

今回は、管理人K.G.が30冊以上の中から厳選した、「まっさきに読みたい英語学習本ベスト3」勝手にランキングをお届けしたいと思います。

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先月、英語学習を15年ぶりに再開した際にまずは「徹底した情報収集が必要だっ!」と思い、一ヶ月間限定で、ひたすら英語学習本を読みあさってました。

Kindle(電子書籍)版だと値段が大幅に安い本が多いので、写真の本以外に、Kindleでも多数読んでいます。いやぁ、気になる本は全部読みました! 本を読み進めるうちに、いろいろな考え方に触れて・・・

英語学習法は、人によって様々な意見があり万人向けの方法は無い。自分に合ったやり方を取り入れるべき。

効率の良い英語学習法は存在するが、魔法の英語学習法は存在しない。結局は地道な努力が必要。

英語の習得には1,000時間以上の多くの時間がかかる。「英語学習をやらない」という選択肢もあり。(※第1回目の記事を参照)

などと思いました。それでは、以下、厳選したオススメ本を、第3位から発表していきたいと思います。

第3位 『人生を変える英語学習法』&『海外経験ゼロでも「英語ができる人」はどのように勉強したのか?』

英語に限りませんが、何かの分野に詳しくなりたい時に、まっさきに行うべきは「信頼のおける人の意見を聞くこと。一人・二人ではなく、できるだけ多くの人から聞くこと。」だと思います。

英語学習において、その方法として便利なのが、インタビューなどのまとめ本を読むこと。下記の2冊は、多数の有識者の意見を聞け、非常に効率よく情報収集ができる書籍となっています。

この2冊を読み進めていく中で「この人は良いこと言うなぁ」と感じた方や、自分と相性の良さそうな方の本を購入されると良いでしょう。

また、『週刊東洋経済』・『週刊ダイヤモンド』・『PRESIDENT』・『日経ビジネスアソシエ』・『THE21』などのビジネス雑誌に(たまに)ある英語特集には良質なものが多いので、あわせてチェックされると良いと思います。雑誌だと、最新情報も多いですしね。

第2位 『完全保存版 できる人の英語勉強法』

英語学習本は、いろいろな人が書いてますが、僕が一番分かりやすくて役立つと思ったのが、安河内哲也さんの著書です。特に、こちらの書籍が良いですね~。

本書は図解もあって読みやすく、「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」の4分野それぞれの勉強法が分かりやすく掲載されています。IBCパブリッシングの「ラダーシリーズ」や、ジャパンタイムズの「週刊ST」などの厳選された英語教材が紹介されているのも嬉しいところ。

安河内さんの東洋経済オンラインの連載記事「英語教育2.0 日本の教育をこう変えよ!」も非常に為になる内容で、「TOEICの満点は、990点でなく1390点」などの記事が無料で読めて勉強になりますよ。

    英語教育2.0 日本の教育をこう変えよ!

また、読書法として推奨したいのは、気に入った著者の別の本を読むこと。安河内さんの本だと、『CD付 350万人が学んだ人気講師の勉強の手帳 英語編』が付属CDの出来もよい良書だと感じました。こちらは『完全保存版 できる人の英語勉強法』と内容が重なっている部分も多いですが、複数の著作に触れることで、より一層、著者の考え方の理解が深まると思います。

動画を公開している著者さんの場合は、動画をチェックしたり、本人のツイッターやブログをチェックするのも良いですね。

 

第1位 『英語教材 最強の1冊』

そして、僕が好き勝手に選んだ「まっさきに読みたい英語学習本」はえある第1位は晋遊舎から2014年8月に発売されたこちらの本です。

【 英語「読み書き」部門 】、【 英会話「話す聞く」部門 】、【TOEIC部門】で、それぞれ英語教材ランキングが発表されています。どのような採点基準でランキングをつけたかが不明など、不満点は多少あるものの、王道の教材の把握や、掘り出し物の教材の発見に役立ちます。

英語教材ランキング以外にも「英会話教室」・「英語資格(特にTOEICと英検)」・「英語アプリ」・「英語辞書」・「NHK語学講座」などの特集ページもあり、「英語教材や英語業界の概要を掴む」にはもってこいの一冊。

個人的なオススメ度は、星5つ(★★★★★)。まっさきに読みたい英語学習本、ナンバーワンです! ちなみに、160ページほどある厚い本で、雑誌より紙質もしっかりしてますよ。

まっさきに読みたい英語学習本ベスト3 (2014年版)

単語集や文法書などの具体的な英語教材に関しては、あまり手を広げすぎずに「これと決めた本をとことんやる」のが良いと思いますが・・・

どういう方針で英語勉強を行うか」「どの教材を選んだらよいか」などの参考になる、いわゆる英語学習本の分野については、複数の本を読んだ方がよいと感じます。(本屋で何となくとった本のやり方で勉強して、そのやり方が非常に効率が悪かったら最悪ですよね。。)

 

その他オススメ英語学習本

「もっといろんな本を紹介してくれー」という欲張りな方(?)の為に、特に内容の濃かった本を4冊だけ簡単にご紹介します。

森沢洋介さんは、ベストセラーの『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の著者さん。本書はタイトル通り「英語上達の全体マップ・道筋を示す」というコンセプトが素晴らしい一冊。ジョークを交えた軽快な文章で、読みやすいです。

副題にTOEIC900点レベルまでとありますが、実際には上級者にも参考になる記述が多い印象。惜しいのは、2005年発刊でお勧め教材など、内容が一部古いこと。個人的には、改訂版を出して欲しい本No.1です。

▼ 続いて、取り上げるのは・・・

この本、気軽に読める「新書」ですが、内容がかな~り濃いです。非常に多くの教材が紹介されているので、教材選びの参考にもなると思います。「不完全法」「棚上げ法」「三脚法」といった考え方・学習メソッドも役立ちます。

英語本には値が張る本も多いですが、1,000円でおつりがくる本書はコストパーマンスも高い一冊。

▼ そして3冊目は・・・

人気漫画「ドラゴン桜」の英語講師のモデルとなったことでも知られる竹岡広信さんの著書。「遠回りこそ近道」として、大学入試や資格勉強にとどまらない、本当に使える為の英語勉強法が紹介されています。(DVDについては正直オマケ程度の内容かと思いますが)

エピローグの「英語嫌いの私が英語教師になるまで」も熱い内容で、英語学習の励みになりますよ。

▼ 最後の4冊目は・・・

Amazonでのレビュー評価は低めのようですが、「効率的な語学学習法」が多数掲載されていて、オススメです。「動画」の重要性を語ってるのが特徴的かなと。本書も多数の教材が紹介されていて、参考になります。

内容が気に入った方は、DVDも出てるのでこちらもチェックすると良いでしょう。TSUTAYAでレンタルできます。

なお、本作以外にも、TSUTAYAには英語学習DVDが多数揃ってます。旧作なら100円。新作も4作1,000円ほどで借りられ、非常にリーズナブルですよ。

英語に限らない書籍もオススメ。

集中力アップ」「モチベーション管理」「資格試験の心構え」などについては、英語に限らない「勉強法の本」も参考になります。『レバレッジ勉強法』・『STUDY HACKS!』・『「1日30分」を続けなさい!』・『完全保存版 できる人の勉強法』・『一生モノの勉強法』などの中から、気に入った本を読んでみると良いでしょう。

勉強法の本では無いですが、累計50万部を突破している『脳が冴える15の習慣』がイチオシ! 副題に「記憶・集中・思考力を高める」とあるように万人向けの良書で、英語学習にも活かせる知恵が満載です。

また、「自分は意志が弱い」「ダイエットなども続かない」と感じている方には、2013年のベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』が役立ちます。こちらは図解版も発売されています。

 

・・・30冊以上の英語学習本を読んで、「このやり方は良い!」「これは試してみよう」という事が、いくつも発見でき、個人的には、

音読重視。自分が声に出さないで英語力を高められるハズがない。

英語学習者がまっさきに行うべきは、発音記号の習得である。

などの結論に至りました。より具体的な英語学習法については、今後実践しながらこのブログで追ってご紹介できればと思います。月2回更新してますので、今後もよかったらご覧ください!

厳選した英語教材

教材を厳選した結果、こちらの写真の本などを購入してみました~。

それではまた。[更新No.003] 2014/10/17